2013年4月11日木曜日

ロウきゅーぶ! 1話


局:BS11
放送日:2013/04/10
制作:project No.9
評価:HV1280

BS11では未放送だったロウきゅーぶ。tvk, MXの1話と同じところ。

MXと大差ない極端な横長楕円分布で、縦ボケの激しい特徴はそのまま。横の伸びは良く垂直に近い線ははっきりしているけれど,水平に近い線はボケ気味で黒浮きも目立ち、少しバランスの悪い絵になってしまっている。

静止画で比較しても違うところを探すのが難しいくらい似て見えるけれど、BS11の方が僅かながら圧縮劣化が多く、線の乱れや細部の崩れも出ている。動画での判別は難しいだろうけど、2011年のMXの方が欠点の少ない画質だった。

ゆゆ式 1話



局:BS11
放送日:2013/04/10
制作:キネマシトラス
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。

似たような6角形分布で.ほとんど差がない。


拡大して比較すると僅かにBS11の方が劣化が多いようにも見えるけれど、誤差の範囲といってもいいくらいの差で、静止画で比較いてもロゴを隠すと判別不可能なくらい同等の画質に見える。



評価:HVFULL

EDの分布。


この作品もやはり横1440経由でばっさり切れているけれど、元がフルHDで鮮明だったので、BSの方が横の伸びがよくなっている。

ただ、BSでも1920-1440の横方向のリサイズを2往復以上している感じのノイズがあり、絵で比較してはっきりBSが鮮明に見えるわけでもなく、MXでは横に極細の黒帯が入る作品が多いので、そういう特徴で判別することは容易だけど、ロゴを隠すと映像部分だけでは判別はできないくらい似た画質に見える。

妖狐×僕SS 特別編



局:TBS
放送日:2013/04/05
制作:david production
評価:HV1280

1年空いた放送でもBD収録回ということで、1話と比較しても大きな変化は見られず、横長で小ぢんまりした分布になり絵としても少しソフトHVで同じような画質に見える。

はっきりちらつきがわかるくらいのノイズ効果はあってもほとんど潰れてしまい、圧縮劣化も目立たず安定して見える。

少し荒れ気味でも縦720の特徴もはっきり残っていて、HV1280ももちろんそのまま。



局:BS-TBS
放送日:2013/04/06
評価:HV1280

ほとんど変わらない分布だけど、BSの方が僅かに線が細く引き締まって鮮明に見えるところが多い。ブロックノイズだらけの破綻フレームが頻出するのも、BS-TBS色も相変わらずで色の滲みもあり、比較的安定したフレームで比較してもTBSの方が上質な得に見える。
 

坂道のアポロン 1話 と BSフジの動向


局:フジテレビTWO@旧e2
放送日:2013/03/30
制作:MAPPA
評価:HV1280

注目のJC2作品も残っているけれど、新番も落ち着いてきたので、後回しにしていたものをいくつか。

フジテレビ, BSフジ(劣化前)の1話と同じところ。

BSフジに近い分布でもノイズが少なく、周囲もしっかり暗くなっている。といっても良い画質というわけではなく、比較的強いノイズ効果がほぼ完全に潰れている上、その影響で背景のディテールも失われてしまっている状態で、鮮明さでは劣化前のBSフジと大差ないものの、かなりのっぺりした絵になっている。ノイズ効果強い映像では、旧e2のONE, TWO, NEXTでの放送もやや物足りない画質という印象。



昨年末から続いたBSフジの迷走は、結局フジ型のボケ設定に落ち着いてしまった。局の設定変更は非常に稀なので前回のまとめではうっかり見落としていたけれど、BSフジの迷走は少なくとも2012年11月に始まっていた。特に役に立つわけでもないけれど定点観測で変化を捉えた日を改めてまとめておこう。

2012/11/22 標準→フジ
2012/11/23 フジ→標準 1日で元に戻る
2012/12/06 標準→フジ
2013/01/11 フジ→標準
2013/02/04 標準→フジ

1日で変わっているくらいなので1日1回の記録では見つけられないくらい短い時間で変わっている可能性も残るけれど、2/4以降変化は見られない。BSフジ以外の一覧にある局は相変わらずど安定状態で、今年に入って一時的な例外含め量子化行列設定が変わった局は皆無。

BSフジもどうやらボケ局で固定されてしまったので、フジで放送されるアニメはフジテレビ以外の地上波で視聴できる地域の方が良い画質で見ることができる状態だろう。もちろんフジテレビより低画質な局もあるかもしれないけれど・・・